円安バブル全開の今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ドル円は、予想では117後半は抜けないと思っていたので、利食ってしまいました。
118から上はシナリオ外なので様子見です。
さて、今、FXブログ界でひそかなブームになっているのが、オマーンリアルOMR。
最近その名をよく聞くので、オマーンリアルOMRについてちょっと調べてみました。
■特徴
この通貨の特徴は、
・ドルペッグ制で、対ドルでの為替レートがほぼ固定されている。
・USD/OMRロングで、プラススワップである。
の二点です。
通常、スワップ目的でたとえばNZDJPYの買いポジションを持つ場合、常に為替変動リスクを抱えています。たとえば、 スワップ金利で10万円儲かっても、円高で15万円の為替差損を出してしまうようなリスクを孕んでいるわけです。
しかし、このオマーンリアルOMRは、対ドルで為替変動が(ほとんど) ないという特殊な通貨です。
■チャート
以下は、USD/OMRの月足、週足、日足です。
横一本の、異様なチャートです。
ただ、ところどころににょきにょきタワーと逆タワーが立っています。
取り消された形跡はないので、異常値ではないようです。
1992年からの突発的な高値安値を調べてみると、
最高値0.41509 (1999年8月)
最安値0.36500(2002年1月)
で、ペッグ(固定)レート値0.38500から上下乖離10%以内です。
| ペッグ値からの乖離幅 | 乖離率 | ||
| 最高値 | 0.41509 | 0.03009 | 0.07816 |
| ペッグ値 | 0.38500 | 0.00000 | 0.00000 |
| 最安値 | 0.36500 | 0.02000 | 0.05195 |
レバレッジを低く抑えれば、1992年以来しばしば出現してきた異常値(?)でも対応できる計算です。
■オマーンってどういう国?
以下、ウィキペディアからの引用です。
オマーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オマーン国(オマーンこく)、通称オマーンは、中東・西アジアの国。首都はマスカット。アラビア半島の東南端に位置し、アラビア海 (インド洋)に面する。北西にアラブ首長国連邦、西にサウジアラビア、南西にイエメンと隣接する。旧称はマスカット・オマーン土侯国。なお、 石油ルートとして著名なホルムズ海峡の航路もオマーン領海内にある。
■歴史
紀元前2世紀ごろからアラブ人が定住した。
7世紀ごろからイスラム勢力下にあった。
1509年 ポルトガル人が渡来。
その後、ヨーロッパ列強が東洋進出への拠点として利用した。イギリスとフランスの争奪戦が起こり、18世紀の末、
イギリスがオマーンと同盟条約を結んだ、事実上イギリスの保護国となった。
1741年 現王家(ブーサイード朝)による支配が始まる。
1891年 イギリスの保護国となる。
1970年 現国王カーブース・ビン=サイード(この当時は皇太子)がクーデターを起こし、父王サイード・ビン=タイムールを追放する。
また、国名をマスカット・オマーンから現国名「オマーン」に改める。
1971年 イギリス保護領より独立し、国連に加盟する。
■政治
カブース国王は絶対君主制を維持しつつも、
諮問議会設置や毎年の地方巡幸を通じて民心の掌握に努め、その政権の基盤は安定している。
■経済
オマーンの鉱業は有機鉱物中心である。
原油(4469万トン、2003年時点)
は輸出額の76.7%を占めており、天然ガスも産出する。金属資源としては、クロム鉱石、銀、
金を採掘するものの、量が少なく重要ではない。
全土が砂漠気候に属し、河川もない。しかしながら、オアシスを中心に国土の0.3%が農地となっている。悪条件にもかかわらず、 人口の9%が農業に従事している。主な農産物は、ナツメヤシ(25万トン、世界シェア8位、2002年時点)。穀物と根菜では,じゃがいも (1.3万トン)の生産が最も多い。
いわゆる資源国です。【地図】
■気になるスワップ金利はいくら?
JNSのHPで調べると、12/15現在、
USD/OMR 1万通貨あたり 4日分 190.87(買い) -230.0(売り)
なので、一日あたり47円ほどもらえることになります。
仮に現在の金利水準が変わらないとして、
10万通貨単位ロングで、1日470円、1ヶ月14,100円、1年で171,550円となります。
■シミュレーション
【必要証拠金】
10万通貨ロングするために必要な証拠金ですが、
JNSメインの必要証拠金は、総約定代金の4%。
USD/OMR 10万通貨ロングとは、すなわちUSDを10万ドル買うということなので、
約定代金は円換算で、100,000×117.88=11,788,000円
この4%なので、必要証拠金は471,520円となります。
【金利】
仮に現在の金利水準が変わらないとして、
1日470円、1ヶ月14,100円、1年で171,550円となります。
【為替差損益】
USD/OMR 10万単位を0.38510で買い、0.38500で売った場合(固定レート)、
38,510 OMRで買った10万ドルを、38,500 OMRで売るわけですから、10 OMRの損となります。
1ドル=117.86円(12/15現在)=0.38500 OMR
∴1OMR≒306.12円、
したがって、10 OMR≒3061円の損失となります。
これが、スプレッドコストとなります。
これに片道手数料1000円(10万単位)x2かかるので、往復取引コストがだいたい5000円。
したがって、一日あたりのスワップ金利(スワップポイント)を470円として、11日ほどポジションを保持していれば、
それ以降のスワップ金利は丸儲けとなります。
■想定されるリスク
上記の計算から、10万単位でUSD/OMRの取引をする場合、1pipsで1 OMR≒300円ほどの損益になります。
SAXOでは過去突発的に2000pips下のクオートが出たことがあるので、10万単位で取引をする際には、
300×2000=600,000円ほどの為替変動リスクを考慮する必要があるでしょう。
逆に、上に3000pips突発的に暴騰したことがあるようですが、この時は90万円ほど丸儲けになったことになります。
したがって、常に2000pipsほど上に利食いの指し値を置いておくと良いと思います。
ひょっとすると、約定するかもしれません。笑
また、USD/OMRロングはドルロング(ドル買い)なので、ドルが通貨切り下げをしたとき、
あるいはオマーンが通貨切り上げをした場合に、為替差損が生じます。
逆に、オマーンが通貨切り下げをした場合は、爆益になります。
また、将来的に ドルの金利<OMRの金利 となると、マイナススワップになるので、その時はポジションを閉じる必要があります。
■どこで取引できるの?
現在はSAXO系の業者さんでしか取引できません。
SAXO本家は、日本居住者が口座を開くことができないので、
選択肢はJNSかミスター証券
となりますが、おすすめは信託保全採用のJNSです。
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