記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー , テクニカル分析の哲学【必修】(哲学系)

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2009年12月 6日

テクニカル分析の本質とは何か(再考) 【FX・株のテクニカル分析入門 第139号】

先ほど、メルマガ最新号

FX・株のテクニカル分析入門 第140号 

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以下は前号のバックナンバーです。

   

FX・株のテクニカル分析入門 第139号 

テクニカル分析の本質とは何か(再考)
   
    
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こんばんは。FXTECです。
   
いつもご愛読ありがとうございます。
   
感謝します。
  
 
 
さて、皆様ご存じのように、今週ドル円は
  
超重要テクニカルポイントである87を下方ブレイクしました。
  
http://www.fxtechnical.net/imgs03/fxs7009.JPG

fxs7009.JPG
  
http://www.fxtechnical.net/imgs03/fxs7008.JPG
fxs7008.JPG  

http://www.fxtechnical.net/imgs03/fxs7011.JPG
fxs7011.JPG  

重要サポートをブレイクアウトして噴き下げ、
  
その後リターンムーブで戻りを叩かれ、
  
逆三尊を意識したサポート形成、
  
という、
  
まさにテクニカルの教科書そのまんまの展開で、
  
読者の皆様も、下方ブレイクに乗って儲けられた方も多いと思います。  
  
私もおかげさまで儲けさせて頂きました。感謝します。
  
http://www.fxtechnical.net/imgs03/naminori.jpg

naminori.jpg
   
  
  
今回の暴落について、日本のマスコミでは
  
・ドバイの金融不安が原因だ!ドバイショックだ!
  
などと無理矢理なこじつけをバンバン報道しています。
  
しかし、ドバイ経済がすでにボロボロで終わっていることなど誰もが知っているし、
  
事実、NY、ロンドンの株の反応は限定的でした。
  
むしろ、ロンドンのFTSE100は爆上げで終了しています。
  
http://www.fxtechnical.net/2006/12/saxo_1.html
   
金融不安?何それ?状態です。
  
  
  
「爆下げの本当の理由」
  
その真実は後から分かるかもしれないし、
  
永遠に分からないかもしれません。
  
しかし、トレードで儲けるためには、値動きの理由など不要なのです。
  
  
  
----------------------引用開始----------------------
  
そしてジェシーはまた新しい教訓を見いだした。
  
それは
  
「株価が変動する姿にのみ意識を集中させよ。
  
変動の理由に気をとられるな」

  
だった。
  
値動きの理由を数え上げれば無数にあるはずだった。
  
そしてたいていは後になって正確な要因が明らかとなる。
  
しかし、そうした"後知恵"は、
  
理解できたところで一セントにもならないのだ。  
  
『世紀の相場師 ジェシー・リバモア』リチャード・スミッテン著より
http://www.fxtechnical.net/url/r.cgi?rivam
  
----------------------引用終わり----------------------

  
  
リバモアの言葉は、現代でも生きています。
  
  
  
そして今回の大規模なブレイクアウトと、その後の一連の値動き、
  
http://www.fxtechnical.net/imgs03/fxs7011.JPG
  
テクニカル分析の凄さ、不思議さを
   
改めて感じられた方も多いのではないでしょうか。
  
  
  
「ランダムウォーク理論」では、
  
市場の価格変動は完全にランダム(偶然、でたらめ)で、
  
「87円のサポート」など全く意味がない

ということになっていますが、
  
今回の値動きを見ると、偶然でランダムな値動きとは到底思えません。
  
テクニカル的な価格水準(過去の価格)が、
  
マーケットの価格変動(現在の価格形成)に
  
強く影響を及ぼしている
ことは

認めざるを得ない、マーケットで観察される事実かと思います。
  
  
  
というわけで、今回はこのメルマガでも何度も特集してまいりました、
  
「テクニカルの本質」
  
について再考してみたいと思います。
  
  
   
   

■テクニカル分析の本質とは
  
  
テクニカル分析の本質については、
  
いろんな考え方があると思いますが、
  
私の基本的な考えはこちらで述べさせて頂いております。
  
http://www.fxtechnical.net/2009/05/_fx109.html
  
http://www.fxtechnical.net/2008/09/vsfx78.html
  
http://www.fxtechnical.net/2007/04/fx1.html
  
http://www.fxtechnical.net/2007/04/fx2_1.html
  
  
以下、もう一度ご説明させていただきます。
  
  
  
  

■テクニカル分析=社会的実体説、共同幻想説、相場心理説
  
  
結論を申し上げますと、私は、
  
テクニカル分析は 市場参加者の【共同幻想】である、
  
と考えております。
  
  
テクニカル分析それ自体は、【実体の無い幻想】なのですが、
  
市場参加者の多くがその存在を信じれば、
  
【社会的実体】として機能してしまう
ということです。
  
  
  
  

■天国と地獄
  
  
「天国」と「地獄」。
  
これらの実在性を信じている方は、現代では少ないと思います。
  
しかし、皆が「天国」や「地獄」の存在を信じていた中世の社会では、
  
「天国・地獄」が人々の意志決定過程に影響を与え、
  
それらは社会装置として"現実に"機能していました。(社会的実体性)
  
(悪いことをすると地獄に落ちるからこれをするのはやめておこう、等)
  
その意味で、天国、地獄は社会的に「存在」していたと言えましょう。
  
  
  
  

■お金
  
  
現代においても、「お金」という実体のない幻想
  
圧倒的な社会的実体を獲得しています。
  
コンピュータ社会の現代で、
  
今や電子的記号にまで還元された「お金」ですが、
  
多くの人が「お金」の「価値」、「実体性」を信じて疑うこともなく、
  
中には命よりもお金の方が大事と考える人々さえいます。
  
  
  
 
■テクニカル分析
  
  
同様に、テクニカル分析を信じる人が十分多ければ、
  
現実社会で、それがあたかも実体があるかのように
  
振る舞ってしまう
のです。
  
  
例:「ここはトレンドラインのサポートがあるから買いだ、売りだ」
  
→トレンドラインが自己実現してしまう。
  
  
「ここは三尊のチャートポイントだから、売りだ、買いだ」
  
→三尊が自己実現してしまう。
  
  
「87円は過去の重要な安値だから買いだ、割ったら売りだ」
  
→「87円」という本来は無意味な価格水準が、社会的な「意味」を獲得する。
(これがまさに「社会的実体」)
  
  
  
  
■古典的テクニカル分析 VS 近代的テクニカル分析
  
  
したがって、市場心理を無視して統計学的にアプローチする、
  
RSI、ADX、DMIなどの近代的テクニカル分析(オシレーターの多く)よりも、
  
ダウのトレンド理論、
http://www.fxtechnical.net/fx_9/cat97/
トレンドライン、
http://www.fxtechnical.net/fx_9/cat108/
一目均衡表の雲、
http://www.fxtechnical.net/fx_9/cat96/
フォーメーション、パターン
http://www.fxtechnical.net/fx_9/cat128/
半値押し、など
(古典的テクニカル分析)、
    
・誰もが一目で見て分かるシンプルなもの、
  
・古くから説かれていてより多くの市場参加者の信念に影響を与えているもの

  
これらの方が、市場への影響は大きく、
  
したがって自己実現してしまう可能性も高いと考えております。
  
  
  
  
■補足
  
  
なお、古典的テクニカル分析でも、
  
ギャン理論や酒田五法のやたらと細かい解釈など、
  
あまりに複雑化し自己目的化してしまったものは、
  
現実では役に立たない
と考えております。
  
シンプルであるが故に、社会心理的影響を持つからです。
(市場参加者が認識しないと意味がない。)
  
  
  
また、近代的テクニカル分析でも、
  
ボリンジャーバンドのように非常に広く知られているオシレーターは、
  
統計学的な意味よりもむしろ、
  
"みんなが見ている"という意味で機能することも多いと考えております。
  
  
  
  
■まとめ
  
  
テクニカル分析は共同幻想にすぎず、絶対的なものではありません。
  
過信は禁物
です。
  
しかし、テクニカル分析は幻想だオカルトだと頭から拒絶するのではなく、
  
その【社会的機能】に着目してうまく活用することで、
  
FXや株でも役立たせることができると確信しております。
  
   
  
以上グダグダと書いてまいりましたが、
   
私の考えが唯一絶対の正解であると強弁するつもりは全くございません。
  
こういう考えがあるんだくらいに思って頂けますと幸いです。
  
  
  
なお、当メルマガのバックナンバーは、ブログのトップページ左で、
  
http://www.fxtechnical.net/
  
カテゴリごとに整理しております。
  
初心者の方は、【必修】マークが付いているカテゴリから
  
ご覧いただくと効率的にテクニカル分析を学べます。
  
  
  
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
  
  
  
  
■テクニカル分析ツール
   
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
 
それぞれに利点があるので、
以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
 
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
6つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
 
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http://www.fxtechnical.net/fx_9/fx_13/
 
  
 
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ここのチャートを見ています。
http://www.fxtechnical.net/url/r.cgi?tansi
  
  
※外為どっとコムではドリームバイザー社のチャートが見れなくなりましたが、
新チャートFX Visionがよくできています。
http://www.fxtechnical.net/url/r.cgi?2
  
  
  
【2】 みんなのFX(初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
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日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
http://www.fxtechnical.net/url/r.cgi?4
 
 
  
【4】CMS VTトレーダー(中級以上向け)
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100種類以上のテクニカル分析を表示できます。
平均足、練行足の表示も可能。おすすめです。
http://www.fxtechnical.net/url/r.cgi?CMS
 
  
  
【5】 GFT DealBook (中級以上向け)
一目均衡表の表示が可能ですが、
旧バージョンのDealBook FX2だと日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
一目均衡表の表示にはおすすめしません。
※最新のDealBook 360だと問題なしです。
口座開設で無料で使えます。
→GFT系業者さん一覧 http://www.fxtechnical.net/url/r.cgi?gftkei
  
 
 
【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
自分で問題解決できない初心者の方にはおすすめしません。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
 
 
 
 
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
  
 
 
  
■ 次回予告
 
 
次回は、
  
騰落レシオと騰落価格
  
をご紹介いたします。
  
  
  

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