記事カテゴリ: BOE、ECB政策金利系まとめ

2010年5月 7日

ECB政策金利まとめ 5月 ギリシャ・ショックの記録 諸行無常

2010/05/06 (木)

20:45 ECB政策金利 
結果 1.00% 何のサプライズもない
予想 1.00% 
現行 1.00%


   

21:30ごろから ECB総裁トリシェ会見

tm_g2eDioNWg0Y[1].jpg

現在の政策金利は引き続き適切
「最新のデータ、景気回復の継続を確認。」
「経済は今年、緩やかなペースで拡大へ。」
物価動向は今後も緩やかな動きに。」
「ユーロ圏の成長は均一にならない可能性。」
「成長に対するリスクは概ね均衡。」
インフレ期待は依然としてしっかり抑制されている。」
「マネー分析、インフレ圧力の抑制を裏づけ。」
「経済成長は加速しつつある模様。」
「物価安定に必要なことは何でも行う。」
「引き続きあらゆる動向を注視。」
成長見通しを巡る不透明感強い。」
成長への上方リスク、貿易や信頼感の回復が含まれる。」
更なる銀行のバランスシート調整、排除できない。」
「今後は世界的にインフレ圧力が高まる可能性。」
「(財政)政府による断固たる対応が必要とされる。」
「ギリシャの財政プログラムを歓迎。」
「国債買い取りは議論せず。」
ギリシャは破たんしない。」
「ギリシャのデフォルト手続き、議論せず。」
「物価安定、ECBの最優先課題。」
ギリシャの担保基準変更、賛成多数で可決。」
「政府債についてこれ以上何も言うことはない。」
「担保基準の決定(※)、ギリシャのプログラムに関する独立した決定。」
※ECBは3日、ギリシャ債の格下げリスクに配慮して担保基準を見直している
「市場環境の改善、非標準的手段の段階的解除を正当化。」
「非標準的措置、1週間物と1ヶ月物オペを通じて現在も実施している。」
「ポルトガルとギリシャは同じボートに乗っているわけではない。」
「出口戦略、市場環境を見守ることも含まれる。」

   

ECB金利は、市場予想どおりの据え置きで、

全くサプライズはありませんでした。

   

そしてその後のトリシェ会見では、

弱気、強気、織り混ざった内容となりましたが、

ギリシャに関して、「破綻しない」と断言した点がかなり印象的です。

   

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると

・ECB金利発表では材料織り込み済みで全く動かず、

・トリシェ発言で、ギリシャ不安の緩和となってユーロ上昇

になるのが自然に思えます。

    

では、この材料を受けて、現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

   

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。

・ユーロドル の値動き

・ユーロ円 の値動き

・ポンドドル の値動き

・ポンド円 の値動き

・ドル円 の値動き

・原油 の値動き

・金 の値動き

・NYダウ の値動き

 

   

5分足 下記のチャートでは13:45が日本時間20:45 ECB金利

fxfxc1147.jpg

※このチャートを見る方法

   

15分足 ECB金利、トリシェ会見はほとんど影響なし、その後、日本時間午前3:45ごろから空前の大暴落

fxfxc1146.jpg

     

ECB金利ではほとんど動きませんでした。

常識的に考えて理解できる値動きです。

  

トリシェ会見での反応は、ギリシャの破綻はないと断言した割には

ユーロは上昇しませんでした。

マーケットは下しか見ていないという感じです。   

   

そして、NY株式市場が開き、

NYダウ平均がじりじりと値を落とすのに連動して、

ユーロドル、ドル円、クロス円もじりじりと下落。

やはり、株、為替は密接に連動していることが分かります。

  

そして翌3:45ごろから、歴史に残る破滅が襲ってきます。

NYダウが原因不明の大暴落を示現。

一時、前日比マイナス1000ドル近くまで大暴落。

それと連動して、ドル円、ドル円以外のドルストレート、クロス円が大暴落。

(この完璧な連動は、非常に面白い現象です。)

クロス円は軒並み前日比マイナス7円~10円を叩き出しました。

  

いわゆる、

・株安

・円高(対円だけドル安)

・ドル高(ドル安ではありません。対円以外では猛烈なドル高!対豪ドルでもドル高です。)

という、バブル崩壊相場となりました。

バブル崩壊.jpg 

   

現在マーケットは平静を取り戻しているようですが、

今晩の米雇用統計でも、

投機のおじちゃんたちが大暴れしそうで楽しみです。

過去の米雇用統計前後の値動きはこちらでまとめています。
(常識では理解不能な滅茶苦茶な値動きが多いので注意)


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