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グーグル・アマゾン化する社会 |森 健

グーグル・アマゾン化する社会グーグル・アマゾン化する社会
森 健
光文社 刊
発売日 2006-09-15




ロングテイルとはいつまで生き残る言葉か? 2006-10-14
現在のインターネットのトレンドがGoogleとAmazonを中心にさらっと把握できる。

ただ読んで一番興味深かったのは、実はそれ以外の章だった。フラット化しているといわれて久しい世界で、なぜに一極集中が起こるのか?という問い。および、ロングテイル(のしっぽに対する単純な礼賛)への疑問を呈していて、刺激を受けた。

ちなみに、これを読んで、Amazonの書評デビューしました。書評ブログもつけたくなりました。それくらいの影響力はある本です。ネットビジネスに関わる人、将来ついてみたい人には基礎知識として一読を勧めます。

この手の本は旬が短そうなんで、早めに読んでおいたほうがリアルタイムに感じられて意味があると思います。

現在のインターネットに関するa review 2006-10-08
Web2.0の現状を総論的に述べた本である。出典をきちんと書いてあるので安心して読めるが、著者の意見は何なのか?とういう点が気になります。総説と考えればよいのですが。実際、今まで読んだ本が何冊も出てきて知識の整理になります。

私にとって目新しかった点は最終章このようなネットワークが世論形成にどのような偏りを生じるのかにふれた「「民主主義」によって作られる主体性ある思考」である。この点が著者が今後力を入れて行きたいと考えている点でしょう。恐ろしい時代になりました。是非ご一読を。

信じきっていた恋人に裏切られたような衝撃 2006-10-04
ウェブを通じて誰もが自由に情報を発信できるようになり、ウェブ上には日々、世界中から多様な意見が集まるようになった。そして、そういった「みんなの意見」から浮かび上がる結論(=多数決による解)は、私たちにとって「最も正しい解」であるかに見える……。

WEB2.0という技術がもたらしたそんな状況に、「それってなんかおかしくね?」と反証を試みたのがこの本。

情報が多様化し、膨大になったものの、私たちにそれらをいちいち精査する能力とヒマはない。そんなとき「みんな」が頼りにするのが「グーグル」であり「アマゾン」なのである。

私自身、自信がない敬語表現をグーグルで調べて、ヒット件数が多い方を採用する、なんて使い方をする(例えば「ご高覧ください:3万7200件」と「ご一読ください:171万件」など。まさに多数決の原理)。アマゾンに「○○さんにオススメの商品があります!」などと言われて、うっかりその本を買ってしまったこともある。

けれども彼らは、集まった情報をそのまま提示してくれているわけではなく、「みんなの意見」に独自の処理を施している。いうなればバイアスのかかった答えを提示している場合もある。つまり、グーグルに「確からしい答え」を言わせるよう仕向ければ、たとえ間違った答えでも「正しい解」になりえるのだ。

与えられる情報を鵜呑みにせず、主体的に見極める力を持たなければいけない、と強く感じさせてくれる良書。とくに、タグとSEOをうまく利用(悪用?)して恣意的にユーザーを誘導する仕組みや、政治的な問題に対して意見が偏りやすくなるという傾向を述べた6章、7章がおもしろかった。

タイトルは、むしろ本書の議論を有意味化するための仮説でしょう 2006-09-29
 バラバシ『新ネットワーク思考』やブキャナン『複雑な世界、単純な法則』なんかを読むと、誰だってネットワーク理論をいろんな現象に応用したくなる。だから本書目次を覗いた時の感想は、「ああ、やってる、やってる」だった。でもね…

 著者はまず、現代社会において一極集中化が広範に観察されると主張する(p44)。ここですでにネットワーク理論の登場が予想できるが、著者はもう一歩、「そうした一極集中化の背景には規制緩和やボーダーレス化がある。そして、さらに基底には情報化の拡大がある」(p45、p48など)と踏み込む。つまり社会現象としての一極集中化の問題を、情報化の問題に変換するワケだ。

 そこまで来れば、後は一直線。今どき情報化と言えばWeb世界と相場は決まっており、Web世界が現実世界を呑み込みつつあるという認識は、ウソかマコトかは知らないが、まあ馴染みのあるものだ。

 しかし議論がこの水準に止まっていたら、一般論に終始した可能性が大。やはり本書の読みどころは、グーグル・アマゾンという具体的な成功例に即して論じている部分だろう。その意味で、私は本書のタイトルは正当だと思う。

 本書の面白さは、Web世界のスケールフリー・ネットワーク構造を上空から確認した上で、再び地上に、つまりネットワークの只中に視点を戻すところにある。ネットワーク生成の、まさにその現場がどうなっているか、スケールフリー・ネットワークの中での生の実態が、さまざまに検証される。問題にしている項目に、すでにあちこちで論じられているものが多いのも事実だが、それらをある程度一貫性のある、一つのスッキリした構図に収めようとしている点には好感を持った。

タイトルと本文は無関係。タイトルを期待すると裏切られる。 2006-09-26
よく調べて書かれているが著者独自の見識は見えない。

Web2.0を理解しているヒトにとっては 新しい情報は無い。

グーグルやアマゾンについても新しい情報はない。

タイトルと本文は無関係。

タイトルを期待すると裏切られる。

「一極集中」「民主主義」「主体性ある思考」という著者が夢見る世界がインターネットを通じて実現する可能性がテーマ。


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