記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , ボリンジャーバンド入門(オシレーター系)

2007年4月14日

ボリンジャーバンド ボラティリティ・ブレイクアウト戦略【FX・株のテクニカル分析入門 第3号】

先ほど、メルマガ最新号の「FX・株のテクニカル分析入門 第4号 移動平均線を使ったストラテジー その1 移動平均線の種類・戦略一覧」を配信いたしました。

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以下は前号のバックナンバーです。


FX・株のテクニカル分析入門 第3号 ボリンジャーバンド

こんばんは。FXTECです。

前号でご紹介したFXテクニカル分析 人気ランキング
http://hikaku.fxtec.info/x/vote/vote.cgi?_mode=view&id=1156751967
ですが、 そのランキングで不動の人気No.1がボリンジャーバンド。

今回はそのボリンジャーバンドをご紹介します。


★★1 ボリンジャーバンド Bollinger bandsとは

ボリンジャーバンドは、1980年代前半にジョン・ボリンジャーが考案した
テクニカル指標で、
移動平均と、移動平均から標準偏差分を加算、減算した値で求められます。

John Bollinger.jpg

    

■例
ドル円
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070106T220629465.JPG

file_20070106T220629465[1].jpg

日経平均
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070106T220635356.JPG

file_20070106T220635356[1].jpg


   

★★2 算出方法

ボリンジャー・バンド上限(+2σ シグマ)=中心線+2標準偏差

中心線=単純移動平均(通常SMA21を用いる)

ボリンジャー・バンド下限(-2σ シグマ)=中心線-2標準偏差

±3σまで出して逆張りに使う人もいます。

al902[1].jpg

   

★★3 性質

・統計学の理論では、±2σ(シグマ)の範囲にデータが収まる確率は95.44%であるとされます。

・バンド収縮(レンジ内の保合)→拡大(トレンド) を繰り返します。(諸行無常)

・収縮(レンジ内での保合)は、拡大(ブレイクアウト、トレンド発生)の準備段階です。

・収縮を経てレンジブレイク→バンド拡大するが、永遠に拡大するわけもなく、
次レベルのレンジに移行した後、バンドはやがて収縮します。(盛者必衰)

・月足、週足、日足、時間足、分足それぞれで機能しています。(フラクタル性)

   

★★4 使い方 

   

★使い方その1 ボックスか、トレンドかの判定

ボリンジャーバンドは、為替におけるボラティリティ(変動率)を表します。

帯の幅の広さを見ることでボックスなのか、トレンドなのかを分析することができます。

幅が狭くなっている時はボラティリティが低く、逆に幅が広がっている時はボラティリティが高いと見ることができます。

バンド収縮期においては、バンド幅のボックス相場、

バンド拡大期においては、ボラティリティの拡大を意味します。

   

★使い方その2 逆張り

ボリンジャーバンド±2σを超えて値上がり/値下がりするのは、異常な買われすぎ、割高と考え、

ボリンジャーバンド±2σ逸脱で売り/買い というのが、広く知られている使い方です。

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070106T220645887.JPG

file_20070106T220645887[1].jpg

【メリット】

・天井、底を取れることがある。

・利食い幅を小さく設定すれば、高い勝率を得られる。

【デメリット】

・そのままトレンドが出ると、樹海行き。(損切り必須


【ポイント】

・バンド収縮期に逆張りする。

・逆張りでエントリーして、そのまま順方向にブレイクアウトしたら必ず損切る。

・バンド拡大期に逆張りしてはいけない。(ナンピンも危険)

ボックス相場になりやすいクロスペア(欧州クロスなど)で使うと有効です。

   

★使い方その3 順張り

±2σを超えてなお相場が上昇/下落する場合、それだけ強いモメンタム(勢い)があると判断し、

ボックスから抜けて±2σをつけた方向へ順張りするという手法。

これを、ボラティリティ・ブレイクアウト戦略と言います。

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070106T220650122.JPG

file_20070106T220650122[1].jpg

バンド拡大期が続く限り、トレンドについて行きます。

   

  

■ テクニカル分析ツール

テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。

それぞれに利点があるので、

以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。

いずれも無料なので、いざというときの為にも、

5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。

  

【1】 外為どっとコム リアルタイムチャート
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2

  

  

※ セントラル短資 ハイパーチャート
外為どっとコムと同じドリームバイザー社の最新チャートを採用しています。
こちらは外為どっとコムよりも豊富な通貨ペアのチャートを見ることができます。
ユーロポンド、ドルスイスなどのポイント&フィギュア、一目均衡表を見るときは、
ここのチャートを使っています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi

   

  

【2】 MJ
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュースが表示できるのが便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
 

  
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4

  
【4】 GFT DealBook
一目均衡表の表示が可能ですが、
日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
4時間足での表示がオススメです。
口座開設で無料で使えます。
   
  →GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei

  

【5】 MetaTrader 4(中級者以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには特殊なカスタマイズをする必要があります。
→MetaTrader系業者さん http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?MT

   

★★6 次回予告

次回は、テクニカル分析人気No.2の移動平均を使った売買戦略をご紹介します。

古典的なテクニカル指標ですが、ものすごく奥が深いです。


───────────────────────────────────

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