記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , 移動平均系戦略入門(MACD、SMA等)【必修】(トレンド系)

2007年4月22日

移動平均線を使ったストラテジー その1 移動平均線の種類・戦略一覧 【FX・株のテクニカル分析入門 第4号】

先ほど、メルマガ最新号

「FX・株のテクニカル分析入門 第5号 移動平均線を使ったストラテジー その2 トレンド順張り戦略」

を発行致しました。

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以下は前号のバックナンバーです。


こんばんは。FXTECです。

第2号でご紹介したFXテクニカル分析 人気ランキング
http://hikaku.fxtec.info/x/vote/vote.cgi?_mode=view&id=1156751967
ですが、その人気No.2が移動平均線。

今日は移動平均線についてご紹介します。


★★1 移動平均線とは

移動平均線とは、

平均をとる【一定の期間】を定め、その平均値をプロットしたものです。

米国の著名投資家J・E・グランビルによって考案されたと言われています。

移動平均線の例
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/abcd0736.JPG

abcd0736.jpg


★★2 移動平均の種類

移動平均には、現在広く知られているものとして、

・単純移動平均(SMA)
・修正移動平均(RMA)
・加重移動平均(WMA)
・指数平滑移動平均(EMA)

がありますが、主に使われているのはSMAとEMAと言われています。

★★3 SMAの計算

SMAは、単純に一定期間の終値を合計して割った値です。

例えば5日単純移動平均の場合は、当日から4日前までの5営業日間の価格(通常は終値)を合計し、
用いた日数である5で割った値を、当日の移動平均値とします。

5時間単純移動平均の場合は、当時間から4時間前までの5時間の価格を合計し、
5で割った値を、当時間の移動平均値とします。

★★4 EMAの計算

EMAは、以下の計算で算出される値です。(数字が嫌いな方は飛ばしてください。笑)

--------------------------------------------------------------------
1日目の計算 (c1+c2+c3...+cn)÷n
2日目以降の計算 (前日の指数平滑移動平均)+α×(当日終値-前日の指数平滑移動平均)
※ n=期間
※ cn=(n-1)日前の終値。c1=当日終値
※ α(平滑定数)=2÷(n+1)
--------------------------------------------------------------------

その他細かい計算方法等について知りたい方は、下記参考URLをご覧ください。

参考:移動平均 (テクニカル分析) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%BB%E5%8B%95%E5%B9%B3%E5%9D%87_%28%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%82%AB%E3%83%AB%E5%88%86%E6%9E%90%29

★★5 SMAとEMAの違い

↓の図を見るとわかるように、
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/abcd0736.JPG

abcd0736.jpg


SMAよりもEMAの方が、よりトレンドに敏感に反応していることがわかります。

このため、トレンド判定の用途では、EMAが好んで使われることが多いようです。
(システムトレードでフィルターとして使う等)

ちなみにSMAとEMAを簡単に表示するには、FXのトレードソフトでは、
GFTのDealBookがオススメです。(詳細は下記)
外為どっとコムのチャートでは、EMAを単体で表示できないようです。

★★6 移動平均の期間

移動平均線のパラメータとなっている【一定の期間】ですが、

・フィボナッチ数
1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, ...
→フィボナッチ数とは:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%81%E6%95%B0

・適当な(?)数値
9,20,25,50,75,200

などがあります。

株でよく使われるのは、

日足(5日、10日、25日、30日、75日、80日、150日、160日、200日)、

週足(13週、26週)、

月足(60カ月、120カ月)

  

FXでよく使われる(よく聞く)のは、
9,21,75,89,200あたりでしょうか。

はっきり言って、これと決まったものがありませんが、
欧米のトレーダーは、フィボナッチ数を重視していると言われています。

個人的には、21,55,89が一番機能する場面が多いのかなという気がしています。


    

★★7 移動平均を使った売買戦略

で、結局重要なのは、

・移動平均を使ってどうやって儲けるんや!?

ということなわけですが、実はこれまたたくさんの戦略があります。


・【一定の期間】の値をいくらにするのか、
・移動平均線はどの種類のものを用いるのか、
・具体的にどのように使うのか、

これらを組み合わせることで、無数の戦略・戦術が成立します。

代表的な戦略は、

【1】 トレンド判定→順張り

【2】 移動平均乖離率→逆張り

【3】 グランビルの法則

【4】 MACD

等々

次号では、これらを詳しく見ていきたいと思います。

■ テクニカル分析ツール

テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。

それぞれに利点があるので、

以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。

いずれも無料なので、いざというときの為にも、

5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。

  

【1】 外為どっとコム リアルタイムチャート
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2

  

  

※ セントラル短資 ハイパーチャート
外為どっとコムと同じドリームバイザー社の最新チャートを採用しています。
こちらは外為どっとコムよりも豊富な通貨ペアのチャートを見ることができます。
ユーロポンド、ドルスイスなどのポイント&フィギュア、一目均衡表を見るときは、
ここのチャートを使っています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi

   

  

【2】 MJ
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュースが表示できるのが便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
 

  
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4

  
【4】 GFT DealBook
一目均衡表の表示が可能ですが、
日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
4時間足での表示がオススメです。
口座開設で無料で使えます。
   
  →GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei

  

【5】 MetaTrader 4(中級者以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには特殊なカスタマイズをする必要があります。
→MetaTrader系業者さん http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?MT

   

★★9 次回予告

次回は、移動平均を使ってどうやって儲けるのか!?

その具体的な戦略についてご紹介します。

───────────────────────────────────

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■この記事のID:584

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