記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , テクニカル分析の哲学【必修】(哲学系)

2009年5月10日

テクニカル分析の本質とは何か(再考) 【FX・株のテクニカル分析入門 第109号】

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以下は前号のバックナンバーです。

   

FX・株のテクニカル分析入門 第109号 

テクニカル分析の本質とは何か(再考)

  

  
    
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  自分で言うのもなんですが、きっとお役に立てると思います。
    
  詳細 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2009/04/700ver20.html
     
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  こんばんは。FXTECです。
     
  いつもご愛読ありがとうございます。
     
  感謝します。
    
    
    
  さて、クライスラー破産、豚インフルエンザ国内感染拡大で、
    
  踏んだり蹴ったりの米国ですが、
    
  ドルが対円で(ドル円)一見堅調な上昇トレンドを維持しています。
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/fxl4012.JPG

fxl4012.JPG
    
  しかし昨日(2009年5月1日金曜日)、
    
  99.60突破を何度も何度もしつこくトライするも、
    
  結局破れませんでした。
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/fxl4011.JPG

fxl4011.JPG
    
    
     
  なぜ99.6という中途半端な所でガツンと頭を打ったのでしょうか。
    
  なぜ、99.99や100.50でなくて、99.6だったのでしょうか。
    
  その数値に何か必然性があったのでしょうか。
    
  冷静に考えると、非常に不思議です。
 
  
    
    
  この点、テクニカル分析の観点から申し上げますと、
    
  日足の三尊(ヘッド・アンド・ショルダーズ)が市場で強烈に意識されており、
    
  三尊の左の頭、3/5高値99.67が影響を及ぼしたものと思われます。
 
  
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/fxl4009.JPG

fxl4009.JPG
    
  ※酒田五法 その1 三山 偉大なるリヴァーサル・パターン
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/07/fx69.html
    
     
  つくづく、本当にテクニカル分析って面白いな~と思います。
    
    
  なお、これは後ヅケ、後講釈ではなくて、私のブログで先週日曜日に
    
  可能性の高いシナリオとして言及させて頂いておりました。
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2009/04/fomcrbnzbojsarb.html
    
    
    
  「そんなモン偶然に決まってるだろ!常識的に考えて。」
    
  「そんなモン、オカルトだろ!ランダムウォーク理論的に考えて。」

    
  という方も多いと思います。
    
    
    
  しかし、過去の価格が、現在の価格形成に影響を与えているということは、
    
  現実のマーケットにおいて観察される、
     
  認めざるを得ない"事実"
かと思います。
    
    
    
  というわけで、この春から新たに当メルマガ読者になられた方のためにも、
    
  本日は「テクニカル分析の本質」について、
    
  再度考えてみたいと思います。
     
    
    
     
  ■テクニカル分析の本質とは
    
    
  テクニカル分析の本質については、
    
  いろんな考え方があると思いますが、
    
  私の基本的な考えはこちらで述べさせて頂いております。
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/09/vsfx78.html
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/04/fx1.html
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/04/fx2_1.html
    
    
  以下、もう一度ご説明させていただきます。
    
    
    
    
 

■テクニカル分析=社会的実体説、共同幻想説、相場心理説
 
  
    
  結論を申し上げますと、私は、
    
  テクニカル分析は市場参加者の【共同幻想】である、
 
  
  と考えております。
    
    
  テクニカル分析それ自体は、【実体の無い幻想】なのですが、
    
  市場参加者の多くがその存在を信じれば、
    
  【社会的実体】として機能してしまう
ということです。
    
    
    
    
 

■天国と地獄
    
    
  「天国」と「地獄」。
    
  これらの実在性を信じている方は、現代では少ないと思います。
    
  しかし、皆が「天国」や「地獄」の存在を信じていた中世の社会では、
 
  
  「天国・地獄」が人々の意志決定過程に影響を与え、
    
  社会装置として"現実に"機能していました。(社会的実体性
    
  (悪いことをすると地獄に落ちるからこれをするのはやめておこう、等)
    
    
    
 

■お金
    
    
  現代においても、「お金」という実体のない幻想が
    
  圧倒的な社会的実体を獲得しています。
    
  コンピュータ社会の現代で、
    
  今や電子的記号にまで還元された「お金」ですが、
    
  多くの人が「お金」の「価値」、「実体性」を信じて疑うこともなく、
    
  中には命よりもお金の方が大事と考える人々さえいます。
    
    
    
 

■テクニカル分析
    
    
  同様に、テクニカル分析を信じる人が十分多ければ、
    
  現実社会で、それがあたかも実体があるかのように
    
  振る舞ってしまう
のです。
    
  (例:「ここはトレンドラインのサポートがあるから買いだ、売りだ」
    
   →トレンドラインが自己実現してしまう。
    
  「ここは三尊のチャートポイントだから、売りだ、買いだ」
    
  →三尊が自己実現してしまう。)
    
    
    
    
  ■古典的テクニカル分析 VS 近代的テクニカル分析
    
    
  したがって、市場心理を無視して統計学的にアプローチする、
    
  RSI、ADX、DMIなどの近代的テクニカル分析(オシレーターの多く)よりも、
    
  トレンドライン、ダウのトレンド理論、一目均衡表の雲、半値押し、など
  (古典的テクニカル分析)、
      
  ・誰もが一目で見て分かるシンプルなもの、
    
  ・古くから説かれていてより多くの市場参加者の信念に影響を与えているもの
    
  これらの方が、市場への影響は大きく、
    
  したがって自己実現してしまう可能性も高い
と考えております。
    
    
    
    
  ■補足
    
    
  なお、古典的テクニカル分析でも、
    
  ギャン理論や酒田五法のやたらと細かい解釈など、
    
  あまりに複雑化し自己目的化してしまったものは、
    
  現実では役に立たない
と考えております。
    
  シンプルであるが故に、社会心理的影響を持つからです。
  (市場参加者が認識しないと意味がない。)
    
    
    
  また、近代的テクニカル分析でも、
    
  ボリンジャーバンドのように非常に広く知られているオシレーターは、
    
  統計学的な意味よりもむしろ、
    
  "みんなが見ている"という意味で機能することも多いと考えております。
    
    
    
    
  ■まとめ
    
    
  テクニカル分析は共同幻想にすぎず、絶対的なものではありません。
    
  過信は禁物です。
    
  しかし、テクニカル分析は幻想だオカルトだと頭から拒絶するのではなく、
    
  その【社会的機能】に着目してうまく活用することで、
    
  現代の錬金術たるFXや株でも役立たせることができると確信しております。
    
     
    
  以上グダグダと書いてまいりましたが、
     
  私の考えが唯一絶対の正解であると強弁するつもりは全くございません。
    
  こういう考えがあるんだくらいに思って頂けますと幸いです。
    
    
    
  なお、当メルマガのバックナンバーは、ブログのトップページ左で、
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/
    
  カテゴリごとに整理しております。
    
  初心者の方は、【必修】マークが付いているカテゴリから
    
  ご覧いただくと効率的にテクニカル分析を学べます。
    
    
    
  以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
    
    
    
      
  ■テクニカル分析ツール
     
  テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
   
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  →GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
    
   
   
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  その他、業者比較はこちらで。
  http://hikaku.fxtec.info/
    
   
   
    
  ■ 次回予告
   
   
  次回は、
    
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■この記事のID:1075

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