記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , タペストリー・プライスアクション(TPA)理論入門(哲学系)

2010年1月24日

TPA理論 その4 プライスアクション理論 【FX・株のテクニカル分析入門 第145号】

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以下は前号のバックナンバーです。

    

FX・株のテクニカル分析入門 第145号 

TPA理論 その4 プライスアクション理論

   
     
      
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  こんばんは。FXTECです。
     
  いつもご愛読ありがとうございます。
     
  感謝します。
    
    
    
    
  さて、本日は
    
  タペストリー・プライスアクション(TPA)理論 その4
    
  プライスアクション理論
    
  をご紹介します。
    
    
    
    
  ■TPA理論って何だっけ?
    
    
  タペストリー・プライスアクション理論(TPA理論)とは、
    
  日本人が書いた相場書籍で抜群の高評価を得ている
    
  『生き残りのディーリング』
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ikinokori
    
  の著者として有名な矢口新氏が
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/yaguchii.jpg
    
  2009年に上梓された『テクニカル指標の成績表』
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tecseiseki
    
  で公開された、
    
  マーケットの価格変動の本質について説明した理論です。
    
    
  ※『生き残りのディーリング』は、
  弊サイトでのFX書籍人気ランキングでトップ2を堅持しています。
  http://hikaku.fxtec.info/x/vote/vote.cgi?_mode=view&id=1156751983
     
    
    
    
  ■タペストリーってどういう意味だっけ?
    
    
  タペストリーとは tapestry :「つづれ織」
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/Tapestry.jpg
    
  の意味で、
    
  太い横糸で縦糸を包み込むことで、
    
  縦糸を見えないようにして
    
  横糸だけで絵柄を表現する織物の技法のことです。
    
    
    
  また、プライス・アクションとは
    
  price action:「値動き」という意味です。
    
    
    
  つまり、タペストリー・プライスアクション理論とは、
    
  市場の価格変動を、
    
  「つづれ織り状に変動する値動き」
    
  としてモデル化し、
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/tapestryprice.png
    
  その本質の説明を試みた理論ということになります。
     
    
    
  なお、タペストリー・プライスアクション理論では、後ほど詳述しますが、
    
  ・「太い横糸」に相当するのがトレンド・実需、
    
  ・「縦糸」に相当するのがボラティリティ・投機、
    
  にたとえられています。
     
     
    
    
  ■はいはい、で、プライスアクション理論ってなんやねん?
    
    
  プライスアクション理論とは、
    
  ● 「市場価格の変動を利用するすべての資金運用で、
    
    唯一信頼に足る拠り所を提供するものは、
    
    価格の動きそのものである」

    
     
  という仮説です。
    
   
   
   
  ※プライスアクション理論の要点
    
  以下、『テクニカル指標の成績表』より引用
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tecseiseki
    
  ******************************
    
  ●キャピタルゲインは価格の変動によってのみ得られる。
    
  ●あらゆる投資尺度、材料は、理論価格収斂型であっても、
  予測型であっても、価格が反応してはじめて成否が判明する。
    
  ●投資尺度が正しい場合でも、その投資尺度が前提としていた
  基礎となる条件が変われば、結果が伴わない場合がある。
    
  ●投資尺度が正しく、基礎となる条件が不変でも、
  まったく別の要因で失敗することもある。
     
  ●すなわち、「価格の動き」そのもの以外のすべてを完璧に押さえていても、
  価格が思惑に反することのリスクを排除することはできない。
    
  ●したがって、最大のリターンを追求しながら、同時にリスクが最小であるという、
  最も効率的な運用とは、価格の動きのみに反応することである。
    
  ******************************
    

    
    
    
    
  ■意味が分からんぞ・・・
    
    
  要は、星の数ほどもあるファンダメンタルズ要因について、
    
  あーでもない、こーでもないと、机の上で延々と考え(妄想し)、
   
  その理屈どおりにマーケットが動かなかったら
    
  「マーケットは狂ってる!大衆は間違ってる!」
    
  などと地団駄踏んでわめいていてもしょうがない。
    
  現実の値動き(プライス・アクション)という事実を受け入れ、
   
  それ自体を分析することこそが、
    
  机上の空論ならぬ現実のマーケットで生き残るうえで

最も早道で有効な手段である、
 
  
  ということです。
    
    
    
  そして、現実の値動きそれ自体を分析すること、
    
  それがすなわちテクニカル分析
ということになります。
    
    
    
    
  ■なんかこういう事(現実の値動きが一番大事)って他の人も言ってるよね?
    
    
  同様の事は、ダウ第一理論でも宣言されています。
    
  ダウ理論 6法則 その1 平均はすべてを織り込む
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/08/fx19.html
    
    
    
  また、多くのスーパートレーダーが同様の事を主張しています。
    
  以下、伝説のスーパートレーダーたちの言葉をご紹介いたします。
    
    
      
    
 

ribamoa-image.png

こうして、最初にテープの意味するメッセージに
    
  興味を持つようになった。
    
  もちろん変動するには必ず
    
  何らかの理由があっただろう。
    
  しかしテープそれ自体が示すことは
    
  「なぜ」や「どうして」は関係ないのだ。
    
  理屈ではない。
    
  十四歳の時、おれは価格変動の理由を問わなかった。
    
  そして四十になった今でも、
    
  その信条は変わらない。
    
  今日の変動の理由は時がたてばわかるかもしれない。
    
  あるいは、数日たっても、数週間、
    
  数ヶ月たってもわからないかもしれない。
    
  それでも何ら問題はない。
    
  重要なことは今現在である。
    
  『欲望と幻想の市場 伝説の投機王 リバモア』より
    
    
    
    
  ●そしてジェシーはまた新しい教訓を見いだした。
   
  それは
    
  「株価が変動する姿にのみ意識を集中させよ。
   
  変動の理由に気をとられるな」
   
  だった。
    
  値動きの理由を数え上げれば無数にあるはずだった。
    
  そしてたいていは後になって正確な要因が明らかとなる。
    
  しかし、そうした"後知恵"は、
    
  理解できたところで一セントにもならないのだ。  
    
  『世紀の相場師 ジェシー・リバモア』リチャード・スミッテン著より
    
    
    
    
  ●材料が逆になったのに
    
  マーケットが反応しないのは、
    
  僕の知らない何かが起こっているんだ。
    
  何が起こっているのか分からないのに
    
  ポジションを持っているなんて、
    
  何かおかしいだろ。
    
  『新マーケットの魔術師』
  第二章 八年勝ち続けて5億ドルを稼いだ通貨の帝王
  ビル・リップシュッツ より
    
     
    
    
  ●マーケットは、われわれが情報を仕入れる前に
    
  動き始めてしまうものです。
    
  マーケットを動かしている情報を知るのは、
    
  いつもわれわれが最後なのです。
    
  『新マーケットの魔術師』
  第六章 カネ儲けマシーン マーク・リッチー より
    
     
    
    
  ●この否定的なニュースの中で、
    
  株価は値を崩すことなく、
    
  記録的な高値レベルで取引されています。
    
  取引されているべきレベルよりもずっと高値で
    
  株価が推移しているという事実は、
    
  私には、株価はもっと上昇する可能性が高いように思えます。
    
  『新マーケットの魔術師』
  第三章 ベテラン・トレーダー ランディ・マッケイ より
    
     
   
   
  ●自分の相場観はそれほど重要ではなく、
    
  相場は相場に聞くという姿勢が
    
  より重要だということを学んだ。
    
  『マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣』
  「第四章 フロアからの視点 ブライアン・ゲルバー」 より
    
     
    
    
  ●政府なんかもそうだけれど、
    
  だいたい大きなプレイヤーが動くときは、
    
  それが市場に現れてしまうものなんだ。(中略)
    
  もし僕らには理解できないような値動きが起こったときは、
    
  まずポジションを手じまってから
    
  その理由を考えるようにしている。
    
  『マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣』
  第一章 先物と通貨 マイケル・マーカス より
    
    
    
    
  ●

jimr.jpg

時々、チャートは上でも下でも釘のようにとがった形を見せる。
    
  チャートの中にヒステリーを見ることができる。
    
  ヒステリーを見つけると、私は逆に行くべきではないかとよく考えてみる。
    
  『マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣』
  第三章「好対照のふたり ジェームス・B・ロジャース,Jr.」 より
    
   
    
    
  ●タートルは決して、
    
  市場の動向を予測することをしない。(中略)
    
  よいトレーダーは、
    
  市場がどう動くか予測しないが、
    
  市場が今どういう動きをしているかを示す兆候に
    
  目を向ける。
    
  カーティス・フェイス著
  『伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術』より
    
    
     
    
  ●ファンダメンタル分析とは、(中略)さまざまな材料(中略)の意義に
    
  重点を置いた数理的モデルを利用して、
    
  分析者は価格が将来のある時期にどうなるかを予測するのである。
    
  しかしこうしたモデルには問題点がある。
     
  材料としてほかのトレーダーを考慮していないのだ。
    
  価格を動かすのはモデルではない。
    
  将来に信念と期待を抱く人間だ。
    
  たとえ材料をすべて比較したうえで
    
  モデルが論理的に正当な予想をしたとしても、
    
  売買出来高に主体的な影響を持つトレーダーが
    
  そのモデルに気づかず、
    
  あるいはそれを信じようとしなければ、
    
  たいした価値を持たないのである。
    
  マーク・ダグラス 『ゾーン 相場心理学入門』 より
 
  
    
     
    
    
    
  以上が、タペストリー・プライスアクション理論のあらましです。
    
  より詳しく知りたい方は、矢口氏の著書をご覧になってください。
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tecseiseki
    
    
    
  以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
    
    
    
    
  ■テクニカル分析ツール
     
  テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
   
  それぞれに利点があるので、
  以下の7つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
   
  いずれも無料なので、いざというときの為にも、
  7つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
   
  ※FXチャートソフト比較特集
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  おすすめ。
    
  フォーランド DRV分析チャート
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?foreland
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  GMOクリック証券 FXチャートGOLD
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?csec
    
    
    
  【2】 ぱっと見テクニカル
  FXプライム byGMOのぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
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  とても便利です。
    
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime
    
  フォーメーション分析入門
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat128/
    
    
    
  【3】 みんなのFX、MJ (初心者から上級者まで)
  一目均衡表の表示が可能です。
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  日足の区切りはNYクローズ採用。
  口座開設&入金で無料で使えます。
    
  みんなのFX
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
  MJ
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?1192
    
   
   
  【4】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
  一目均衡表の表示が可能です。
  日足の区切りはNYクローズ採用。
  口座開設&入金で無料で使えます。
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
   
   
    
  【5】CMS VTトレーダー(中級以上向け)
  日足の終値はNYクローズ採用。
  100種類以上のテクニカル分析を表示できます。
  平均足、練行足の表示も可能。おすすめです。
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?CMS
   
    
    
  【6】 GFT DealBook (中級以上向け)
  一目均衡表の表示が可能ですが、
  旧バージョンのDealBook FX2だと日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
  一目均衡表の表示にはおすすめしません。
  ※最新のDealBook 360だと問題なしです。
  口座開設で無料で使えます。
  →GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
    
   
   
  【7】 MetaTrader 4(中級以上向け)
  日足の区切りは各業者でバラバラです。
  日足で利用するには色々と知識が必要です。
  自分で問題解決できない初心者の方にはおすすめしません。
  →MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
   
   
   
   
  その他、業者比較はこちらで。
  http://hikaku.fxtec.info/
    
   
   
    
  ■ 次回予告
   
   
  次回は、
    
  NR7 narrow range of 7 bars
    
  をご紹介いたします。
    
    
    
    
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