記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , プライスオシレータPrice Oscillator 入門

2010年11月21日

プライスオシレータ 3 DPOの計算 トレンド除去の秘法とは!? 【FX・株のテクニカル分析入門 第188号】

先ほど、メルマガ最新号

FX・株のテクニカル分析入門 第189号

プライスオシレータ 4 DPO戦略と検証

を発行致しました。

メルマガ購読・解除
ど素人でもできる!FX・株のテクニカル分析入門
   
powered by まぐまぐトップページへ

以下は前号のバックナンバーです。

   

FX・株のテクニカル分析入門 第188号

プライスオシレータ 3 DPOの計算 トレンド除去とは

    
  
━━━[お知らせ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今月のキャンペーンです。
http://hikaku.fxtec.info/fxfxfx.html
  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  
━━━[お知らせ 2]━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ドル円スプレッド 0.5 1000単位も可 平均足の表示も可能です
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?fxts1
【平均足(必修)】→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat102/ 
   
2007、2008、2009年度、3年連続 取引高業界No.1、
財務状況も健全。ドル円スプレッド1「固定」
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gtmol
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  
  
こんばんは。FXTECです。
  
いつもご愛読ありがとうございます。
  
感謝します。
  
  
  
  
さて、本日は
  
プライスオシレータ 3 DPOの計算哲学
    
をご紹介します。
  

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/fxfxg5146.jpg
 

fxfxg5146.jpg 

(PPOとDPOチャート)
 

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/fxfxg5148.jpg

fxfxg5148.jpg
 

(PPOとMACDチャート)

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime
  
  
  
  

■プライスオシレータってなんだっけ?
  
  
プライスオシレータは移動平均線を応用したテクニカルインディケータです。  
    
   
プライスオシレータ Price Oscillator には三種類あります。
  
●PPO Percentage Price Oscillator
通常、プライスオシレータと呼ばれるものはこれ
  
●APO Absolute Price Oscillator
PPOの原型(後述)
  
●DPO Detrended Price Oscillator
天底の逆張り用、純粋なオシレータ
  
  
  
  

■はいはい、で、DPOって何だっけか?
  
  
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/fxfxg5180.jpg

fxfxg5180.jpg


  
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/fxfxg5199.jpg


fxfxg5199.jpg   
     
DPOとは、Detrended Price Oscillatorの略で、
  
Detrended(トレンドを除去された)の名前のとおり、
  
トレンド性を除去して、
  
純粋にサイクルを抽出
することを目的に開発されたテクニカルインディケータです。
  
Steven Achelisによって彼の著書"Technical Analysis A-Z"で紹介されました。
  
※Steven Achelisが開発者かどうかは不明
  
  
  
Steven Achelisは次のように書いています。
  
「The Detrended Price Oscillator (DPO) attempts to eliminate
   
 the trend in prices.
  
Detrended prices allow you to identify cycles and
  
 overbought/oversold levels more easily.」
  
(『Technical analysis from A to Z 』Steven B. Achelis 117ページ より)
  
これを読むと、サイクルの把握、および、
  
買われすぎ/売られすぎの逆張り売買のためのインディケータと
  
西欧では認識されているようです。
  
  
  
  

■はいはい、で、どうやってDPOを書いたらええねん?
    
  
DPOは以下のように計算します。
  

【1】分析対象サイクルの期間を設定し、その半分n日を設定する。
 例:一つの波動サイクルを40日と仮定し、n=20日と設定
  

【2】n日単純移動平均SMAを求める。
 例:20日単純移動平均
  ドル円でSMA20日を計算 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/DPO.png

DPO.png
  
【3】  (n÷2+1)日前の単純移動平均SMAを求める。(これが分かりにくい)
 例:11日前のSMA20 = 81.87
 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/DPO.png 
  

【4】当日終値から、【3】を差し引く これがDPO
 例:DPO =82.43 - 81.87
     =0.56
  
  
  
  
■で?これって何をしてんのや?意味わかんね
  
  
これは要するに、
  
(n÷2+1)日前の移動平均からの乖離値を出している
  
ということです。
   
移動平均乖離率の一種と言えるでしょう。
  
DPOと移動平均乖離率チャート
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/fxfxg5199.jpg
  
  
※移動平均線を使ったストラテジー その5 移動平均乖離率
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/05/fx85.html
   
   
  
  

■で、なんでわざわざ(n÷2+1)日前なんや?
  
  
なぜ、わざわざ(n÷2+1)日前のSMAからの乖離、みたいな面倒くさいことをするのか?
  
普通に当日SMAからの乖離でいいような気もします。
  
その理由について、設計意図を色々と調べたのですが、結局理由は不明でした。
  
  
  
   

■!?これって何がしたいんや??トレンドの除去ってどういうこと?サイクルは?
   
  
波動のサイクルは結局自分で設定しなければならないようです。
    
また、トレンドの除去というと、何か凄い処理をするのだろうと思ってしまいますが、
  
どうやら、
  
設定した期間(例えば40日)を超える長期のトレンドを除去する
   
という意味で、
  
設定したサイクル期間での振幅を測定する、
  
ということのようです。
  
  
種明かしを見てしまうと、なーんだ、という感じです。
   
普通に移動平均乖離と考えると分かりやすいです。
  
    
  
  

■はいはい、まあ儲かるんなら理屈はどうでもええねん。どうやって儲けるねん?
  
  
DPOの売買シグナルは以下とされています。
  
●買いシグナル
・DPOが0以下に下落した後、0以上に反発したら買い
・DPOが売られ過ぎ水準以下に下落した後、売られ過ぎ水準以上に反発したら買い
・ダイバージェンス
    
●売りシグナル
・DPOが0以上に上昇した後、0以下に反落したら売り
・DPOが買われ過ぎ水準以上に上昇した後、買われ過ぎ水準以下に反落したら売り
・ダイバージェンス
  
  
  
本当にDPOを使って儲けることが出来るのか!?  
  
次号で検証してみたいと思います。
  
  
  
  
■はいはい、でも自分で書くのは面倒くさいの~
  
  
自分で毎日プライスオシレータを計算するのは大変です。
  
以下の業者のチャートを使えば簡単に表示できます。
  
●FXプライム byGMO
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/fxfxg5146.jpg
  
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime
  
●マネパ ハイパースピード
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
     
是非ご活用ください。
  
  
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
  
  
  
  
■テクニカル分析ツール
  
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
  
それぞれに利点があるので、
以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
  
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
6つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
   
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_13/
  
  
  
【1】 ドリームバイザー系チャート
一目均衡表、ローソク足型、ポイント&フィギュアを見るときは
ここのチャートを見ています。
高値安値に自動的に日付と値を記入してくれるので非常に便利。
おすすめです。
  
GMOクリック証券 FXチャートGOLD 【無料】
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?csec
フォーランド DRV分析チャート 【無料】
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?foreland
  
  
  
【2】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMOのぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。
   
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime 【無料】
  
フォーメーション分析入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat128/
  
  
  
【3】 みんなのFX、MJ (初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
  
みんなのFX 【無料】
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
MJ 【無料】
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?1192
  
  
  
【4】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4 【無料】
  
  
  
【5】 GFT DealBook (中級以上向け)
一目均衡表の表示が可能ですが、
旧バージョンのDealBook FX2だと日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
一目均衡表の表示にはおすすめしません。
※最新のDealBook 360だと問題なしです。
口座開設で無料で使えます。
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
  
  
  
【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
自分で問題解決できない初心者の方にはおすすめしません。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
  
  
  
  
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
  
  
  
  

■ 次回予告
  
  
次回は、
  
プライスオシレータ その4 DPO徹底検証!
  
をご紹介いたします。
  
  
  
  
───────────────────────────────────
  
発行者サイト
FXテクニカル分析&業者比較Blog
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/
  
外為FX業者比較完全データベース
http://hikaku.fxtec.info/
  
お問い合わせ: fx@fxtechnical.net
  
メルマガバックナンバー
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_6/
  
当メルマガにかかわるすべての権利は当メルマガの発行者が有しています。
許可なく転載、複製、販売、放送、レンタルすること、及びオークションへ
の出品・販売等は、法律により禁止されています。
  
───────────────────────────────────
   
    

■この記事をスマートフォン対応版で表示するスマホ版で表示
■口座開設で 《もれなくプレゼント》 キャンペーン
 【もれなくプレゼント全一覧はこちら
■テクニカル分析入門メルマガ
メルマガ購読・解除
ど素人でもできる!FX・株のテクニカル分析入門
   
powered by まぐまぐトップページへ
■人気ランキング FX比較 なんでも人気ランキング
 アンケート形式による、人気業者人気投資本などのランキングを公開中!
■この記事のID:1463

Sponsored Link

オススメのFX本

オススメ1位
マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣
必読。実戦経験を積むと、この本の偉大さがわかります。

オススメ2位
生き残りのディーリング決定版―相場読本シリーズ<10>矢口 新
中級以上へのステップアップに。

オススメ3位
投資苑 - 心理・戦略・資金管理
中級以上へのステップアップに。

入門にオススメ
外国為替トレード 勝利の方程式


Amazon Kindleストア

カテゴリー


全記事

FX業者手数料比較 当ブログで管理している、FX業者比較検索サイトです。国内最大のデータベースを自負しています。手数料順、スワップポイント順、キャンペーンをしている業者さん、くりっく365参加業者さんなど20以上の条件を組み合わせて比較検索が可能です。【サイトはこちら

最近のエントリー

Sponsored Link

アーカイブ

2024年1月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

ブログポリシー

当ブログは、リンクフリー、トラックバックフリーです。 ご自由にどんどんやっちゃってください。
投資系ブログ・サイト様の相互リンクも大募集中です。

Mail: fx@fxtechnical.net (スパム対策の為に@を全角にしています。送信時には半角の@に直してください。)

当ブログからの引用は、当ブログ名を記載し、引用元へのリンクを張っていただければ、 自由にしていただいてかまいません。
(盗用に対しては、著作権法および民法上の権利を行使させていただきます。)

アクセスカウンタ