記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , 三猿金泉秘録入門

2011年3月19日

『三猿金泉秘録』 14 売買テクニック26~30 資金管理! 【FX・株のテクニカル分析入門 第203号】

先ほど、メルマガ最新号

FX・株のテクニカル分析入門 第204号 

『三猿金泉秘録』 15 

売買テクニック31~35 半扱商の秘法

を発行致しました。

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以下は前号のバックナンバーです。

    

FX・株のテクニカル分析入門 第203号 

『三猿金泉秘録』 14 

売買テクニック26~30 資金管理!

  
  
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こんばんは。FXTECです。 
  
いつもご愛読ありがとうございます。
  
感謝します。
  
  
  
さて、↑でも掲示させていただいておりますが、
  
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その最新データをFX比較データベースに反映させました。
  
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もの凄い激戦になっております。
  
より良い業者選びの一助になりましたら幸いです。
  
  
  
さて、本日は
  
日本相場哲学の神髄  『三猿金泉秘録』 14 売買テクニックまとめ26~30
    
をご紹介します。
  
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/nikkosanen.jpg

nikkosanen.jpg

  
  
  
   
■三猿金泉秘録ってなんだっけ?
  
  
『三猿金泉秘録』とは、江戸時代に大阪堂島の米相場で活躍した
  
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs03/doujima.jpg

doujima.jpg

  
伝説の相場師、牛田権三郎(生没年不詳)が
  
六十余年に及ぶ相場経験の総まとめとして、その神髄を後世に伝えるべく、
  
宝暦五年(1755年)九月に書き上げた相場理論書です。
   
   
   
日本の相場理論としては
   
・本間宗久(1724~1803、江戸時代)の酒田五法
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat124/
    
・羽黒山人(生没年不詳)の羽黒法
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat125/
  
・細田悟一氏 (1898~1982)の一目均衡表
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat96/
  
が有名ですが、
  
『三猿金泉秘録』はそれらに比肩する相場理論として
  
現代の相場にも通じるとして、
  
現代でも信奉する相場関係者が少なくないと言われています。
  
  
  
それでは、以下、三猿金泉秘録のうち、
   
売買手法に関して言及された箇所のご紹介です。
   
  
  
  

■テク26 買い方主義
  
提灯(ちょうちん)と 釣鐘(つりがね)と見よ 売りと買い
  
買い徳多し 売り損多し
  
《コメント》
  
「提灯に釣鐘」というのは、慣用句で
  
「物事が釣り合わない、全然別物」という意味です。
  
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/chotinto.jpg

chotinto.jpg
  
売りと買いは似ているようで全く違い、
  
買いの方が手堅い
、ということのようです。
  
また、売りの難しさを説いた句と言っても良いと思います。
  
牛田権三郎というと、
  
「カラ売りの鬼」のようなイメージがありますが、
  
実は買いで着実に稼ぐ主義
だったようです。
  
この点は米国で投機王、グレート・ベアと呼ばれた
  
リバモアも同様だったようです。
  
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/rivm.jpg

rivm.jpg  
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?rivam
  
  
  
  

■テク27 少数派につけ
  
万人が 心に迷う 米なれば
  
つれなき道へ おもむくがよし
   
《コメント》
  
マーケットでは、少数派の方が正解であることが多い、
  
ということです。
 
ニュースや経済アナリストのレポートが買い一色で、
 
買いだ買いだと、大衆の買いを煽っていたら要注意です。
  
「NHKで特集されたら終い(しまい)」

「報道ステーションで特集されたら終い(しまい)」

「ヤフーニュースのトップページに出たら終い」
  
という現代の格言(?)もあります。
  
※「NHKで特集されたら終い(しまい)」の実例
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2010/07/22nhk.html
  
バブルは常に、最後に大衆にド天井を掴ませてから
  
盛大にはじけます。
  
これが金融資本主義の宿痾であり、冷徹な現実であります。
  
  
  
  

■テク28 資金管理を万全にせよ
  
売買は いくさの備えも 同じ事
  
米商いの 軍兵は金
  
《コメント》
  
余剰資金をしっかりと備えておけ、ということです。
  
当たり前の話なのですが、
  
現実にはこれができない人が多いです。
    
この時代に、資金管理の重要さを指摘していたというのは、
  
本当に凄いと思います。
  
FXで言えば、レバレッジは低く押さえ、
  
チャンスに備えて資金に余裕を持っておかなければならない
  
ということです。
  
  
  
  

■テク29 資金的余裕が第一
  
文殊でも 備えのたたぬ 商いは
    
高下の変が 出ればやぶるる
  
《コメント》
  
文殊とは、仏教の文殊菩薩のことで、
  
智恵を司る仏とされています。
    
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/monju.jpg

monju.jpg
  
文殊菩薩 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%AE%8A%E8%8F%A9%E8%96%A9
   
どんなに相場に関する知識を持っていても、
  
資金的な備え、資金管理がしっかりしていなければ
  
予想外の乱高下で即退場、樹海直行
ということです。
  
前述の句と同じく、資金的余裕の重要さを説いた句です。
  
  
  
  

■テク30 資金的余裕
  
ふところに 金をたやさぬ 覚悟せよ
  
米は米釣る 餌(えさ)と知るべし
  
《コメント》
  
これも、資金的余裕を持てということです。
  
聖書には、
  
「富める者はますます富み、

貧しき者はますます貧しくなる」
(新約聖書マタイ伝)
  
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/matthew.jpg

matthew.jpg
  
とありますが、
  
これは現代の金融資本主義における

マネーの法則でもあります。
  
  
  
  
  
※参考文献
『三猿金泉秘録-和歌で相場道を極める』
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sanen1
『マンガ 三猿金泉秘録』
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sanen2
※現代かな遣いで表記しました。
  
  
  
  
    
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
   
  
  
  

■テクニカル分析ツール
  
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
  
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一目均衡表の表示にはおすすめしません。
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口座開設で無料で使えます。
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
  
  
  
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自分で問題解決できない初心者の方にはおすすめしません。
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その他、業者比較はこちらで。
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■ 次回予告
  
  
次回は、
  
 
日本相場哲学の神髄 三猿金泉秘録 三猿流売買テクニック総まとめ31~40
    
をご紹介いたします。
  
  
  
  
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