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2012年1月 2日

今年の相場を大予想(2012年) ドル円1978~2011年のデータを徹底検証!!ドル円の年間予想レンジは!?70円割れ!?

今日は、当ブログで毎年恒例となった「今年の相場予想」をしてみたいと思います。

1978~2011年の月足データ(テクニカル) & 主要なファンダメンタルを

分析してみました。

 DSC_0091_01.JPG

        

■ファンダメンタルズ

    

■2012年の超重要世界的イベント

1月14日  中華民国総統選挙。

3月4日  ロシア大統領選挙。

4月15日  金日成生誕100周年。

(5月22日  東京スカイツリー開業予定)

7月27日 ~ 8月12日 - ロンドンにて第30回夏季オリンピック開催。

11月6日  アメリカ合衆国大統領、上院、下院各選挙投票日

   

以下は日付未定のもの

フランス大統領選挙。

韓国大統領選挙。

第18回中国共産党党大会開催。胡錦濤総書記・国家主席の後継が選出される。

北朝鮮で金日成生誕100周年、金正日生誕70周年を迎える(また韓国を砲撃?)

       

   

選挙対策のために、緊縮財政政策は取りにくいでしょう。

今年前半は、各国金融政策(中国以外)は緩和的な方向(利下げ方向、量的緩和、通貨ジャブジャブバラマキ)に向かうのではないでしょうか。(円高材料)

   

    

■重要テーマ

・米FOMC金利引き上げの動向 (最重要テーマ)

  ドル円相場は米長期金利との相関が強い

FOMC.jpg

・欧州ソブリンリスク(ギリシャ、イタリアなどデタラメなEU加盟国の財政問題)

・世界経済 2012年も低迷?大底を打ち復活?

・極東アジアの地政学リスク

   →極東戦争勃発?(中国、ロシア、台湾、北朝鮮、韓国、日本、アメリカの戦争、戦術核兵器)

   金正日死去に伴う北朝鮮の政情不安 クーデターもあり得る??

ミサイル.jpg

・中華バブル崩壊 (近い将来崩壊するであろうことは確実と言われている。あとはタイミングの問題)

・金が空前の高値 バブル崩壊のタイミング いつ崩壊してもおかしくない。最後のババは大衆に引かせる。

   

    

■テクニカル

   

■1978年~2011年月足

fxfxl0105.jpg

1982年11月高値278円を起点とする、

超巨大下降波動 第五波形成中か。

 →エリオット波動理論

2011年10月安値 75.56で第五波動成就の可能性あり。

時間分析の観点(16年波動)からも、すでに変化時間帯に突入している。

fxfxi0091.jpg 

 →波動サイクル

今年の前半に安値更新して60円台に突入の可能性もあるが(70円台に大量のドル円ロングポジションが積み上がっているので、そのロスカットを投機筋、マーケットメイカーが狙っている)、

基本的には2012年中に円高トレンドは緩やかに転換するものと予想する。

(過去の円高トレンドは続いても5年、2007年+5年→2012年)

  

    

■1978年~2011年 ドル円 月足データ

usdjpy2012yosou.png     

   

■1978年~2011年 ドル円 月足データ 解析結果 

2012.png

※円安の年とは年終値-年始値がプラスの年、円高の年はマイナスの年

      

平均して、年始値から上下9%程度変動するのが普通という結果が出ました。

  

また、年足が陽線、すなわち円安の年は、率にして14%程度の高値を示現するようです。

  

また、年足が陰線、すなわち円高の年は、率にして-14%程度の安値を示現するようです。

  

   

■2011年ドル円相場はどうだったのか? 

fxfxl0107.jpg

(クリックで拡大します)

    

年始値  81.21

年終値 76.96、(年足陰線、-4.25円

高値 85.51  年始値+4.30円 、+5.29% (円高の年の平均値に近い) 

安値 75.56  年始値-5.65円、-6.96%  (円高でも円安でもない、平均的な年に近い)

でした。

    

今年は、上下ともボラティリティは平均的な年(上下9%)を大きく下回りました

保合(もちあい)の年、動きのない年であったと言えると思います。

  

ドル円が戦後最安値を更新したり、政府日銀が大規模な為替介入を行ったりして、

結構激動だったような気もしますが、

数字を見ると一目瞭然、

動いたうちに入らないということがよくわかります。

   

そしてこの保合は、相場のエネルギー、マグマがじっくりと溜まっていることを意味します。

売り買いの均衡が崩れたら、爆発的に動きます。

今年あたり、動意を見せるかもしれません。

   

   

■で、2012年はどうなるのか?レンジ、高値安値大予想

   

上記の「1978年~2011年 ドル円 月足データ 解析結果」を用いて、

2012年のドル円始値を77.11(FXプライム byGMO)と仮定して代入すると、

以下の数字が出てきます。

fxfxl0108.jpg

   

問題は、 2012年が

・普通の平均的な年になるのか、

・円安のバイアスがかかった年になるのか

・円高のバイアスがかかった年になるのか

です。

   

ズバリ結論を申し上げますと、

普通の平均的な年になる

と考えております。

北朝鮮の某将軍様が死去しましたが、大きな混乱は起こらないと考えます。

また、米クリスマス商戦の状況、各種米経済指標を見ても、

そこまで絶望的に悪い数字は出ておらず、

年後半からは米FOMC金利は上向きスタンスになると考えております。

     

というわけで、 今年の年間レンジは、

・高値 84円くらい

・安値 69円くらい

と予想(妄想)します。

   

普通の年とはいえ、

ドル円は70円を割る可能性は高いのではないかと考えます。

(70円台に大量のロングポジションが積み上がっており、これを投げさせ、一掃させる動きがあるのではないか)

   

相場展開としては、

2012年前半にFOMCがQE3(量的緩和、要はお札をジャブジャブに刷りまくる)を実施、

ドル円は75.56円を割り

ロスカットを巻き込んで爆下げ、

クロス円も壮絶な爆下げ、

ユーロ円は2000年10月の最安値88.87を試すのではないかと考えます。

その中、ドル円はどさくさに紛れて70円を割り、

マーケット総投げの絶望のどん底で

政府日銀および各国中央銀行が協調介入して急遽反転、80円台を急回復。

その後米経済指標の好結果が連発し、

FOMC利上げ前倒し観測が急浮上しドル円続伸、、、、

という展開を予想(妄想)します。

   

が、言うまでもありませんが、絶対にこの通りになるという保証は全くありません。(笑)

こういう考え方もあるんだよくらいに取って頂けますと幸いです。

     

以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

    

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