記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , エリオット波動理論入門(トレンド系)

2016年12月 4日

エリオット波動論再入門 109 上放れThrow-over と下放れThrow-under 3 検証1 【FX・株のテクニカル分析入門 第497号】

先ほど、メルマガ最新号

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エリオット波動論再入門 110

Throw-overとThrow-under 4

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以下は前号のバックナンバーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
FX・株のテクニカル分析入門 第497号

エリオット波動論再入門 109

上放れThrow-over と下放れThrow-under 3 検証1


 
 
 
 
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こんばんは。
 
FXTECです。
 
いつもご愛読ありがとうございます。
 
感謝します。
 
 
 
 
 
さて、本日は、
 
エリオット波動論再入門 109 上放れThrow-over と下放れThrow-under 3 検証1
 
をご紹介いたします。
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2016/throwover.png

throwover
  
  
 
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
 
 
エリオットとは、
 
米国の伝説のテクニカルアナリスト
 
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif

Elliot
 
のことです。
 
一見して真面目そうな方です。
 
 
 
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
 
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
 
重病に罹り、58歳で退職。
 
 
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
 
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
 
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
 
エリオットが書いた論文をまとめた
 
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
 
が出版されました。
 
 
 
現在広く知られているエリオット波動理論は、
 
この「The Wave Principle」に基づいています。
 
 
 
 
 
 

■はいはい、で、Throw-overって何やねん?
 
 
「平行なチャネルや
 
ダイアゴナルトライアングルの収束する2本のラインにおいて、
 
第5波が上側ラインに近づいたときに出来高が減少すれば、
 
それは第5波の終点がその上限のラインに接するか、
 
またはそれに届かないことを示唆している。

 
その反対に、第5波が多くの出来高を伴って上側ラインに接近すれば、
 
それは株価がその上側ラインを上抜くシグナルであり、
 
エリオットはそうした株価の動きを「上放れ(Throw-over) 」と呼んだ。

 
上放れ地点の近くで、
 
小さな段階の第4波が上側ラインのすぐ下で横ばいの動きをしているときは、
 
まもなく第5波が大量の出来高を伴って
 
最終的にその上側ラインを上抜くことになる。
 
 
(中略)
 
 
もっとも、上放れが起こる前には、
 
それに先立つ第4波
 
または第5波の副次的な第2波が
 
「下放れる(Throw-under)」こともある 」
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2016/throwover.png

throwover
  
  
 
以上、『エリオット波動入門』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?elliot2014
 
 
 
 
 

《コメント》
 
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2016/throwover.png

throwover
 
要は、
 
第5波が多くの出来高を伴って上側チャネルラインに接近した場合、
 
その上側チャネルラインを上抜く可能性が高く、
 
その上振れを「上放れ(Throw-over) 」と呼びます。

 
 
そして、その「上放れ(Throw-over) 」が示現する前には、
 
前触れとして、それに先立つ第4波、
 
または第5波の副次的な第2波が、
 
チャネルラインを下抜けることがあり、
 
これを「下放れ(Throw-under)」と呼びます。
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2016/throwover.png

throwover
  
  
  
  
 

■はいはい、オカルト、オカルト。机上の空論。
 
 
以下は、為替市場で示現した、
 
「下放れ(Throw-under)」および「上放れ(Throw-over) 」の
 
事例です。
 
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2016/bbFXt000372.jpg

bbFXt000372
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2016/bbFXt000403.jpg

bbFXt000403
  
 

《コメント》
 
そもそもちゃんと教科書どおりのチャネルを形成する事例が非常に少なく、
 
また、典型的な「下放れ(Throw-under)」と考えられる事例でも
 
「上放れ(Throw-over) 」が示現していないなど、
 
正直、あまり役に立つ法則のようには思えません。
 
 
 
次号では、日経平均チャートで、
 
出来高もあわせて事例を見ていきたいと思います。
 
 
 
 
 
なお、チャートにつきまして、
 
エリオット波動理論では終値を重視します。
 
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
 
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
 
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
 
 
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
 
日足の終値にするのが良いとされています。
 
 
この点、
 
FXプライム byGMO
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime
 
DMM.com証券
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?dmmfx
 
みんなのFX
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
 
マネーパートナーズ
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
(以上、すべて無料で使えます)
 
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
 
ローソク足確認用におすすめです。
 
 
 
 
 
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
 
 
 
 
 

■テクニカル分析ツール
 
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
 
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
 
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
 
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_13/
 
 
 
 
【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime 【無料】
 
フォーメーション分析入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat128/
 
 
 
【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
 
みんなのFX 【無料】
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外為ジャパン(旧MJ) 【無料】
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?1192
 
 
 
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
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【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
正確な一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?csec 【無料】
 
 
 
【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
 
 
 
 
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
 
 
 
 
■ 次回予告
 
 
次回は、
 
エリオット波動論再入門 110 上放れThrow-over と下放れThrow-under その4
 
をご紹介いたします。
 
 
 
 
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