非常に興味深い記事を見つけました。

fximgc0519

ジム・ロジャーズ、ポール・クルーグマン、J・ガルブレイスほか 米国の著名な学者・投資家30人が一挙登場!全国民必読 7・21参院選「自民圧勝」から、何かが変わる 日本人への警告「宴は終わる、これは出口が見えないトンネルだ」 | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36429

  

この中でも特に興味深かったコメント:


    

■アベノミクスについて

・ジム・ロジャーズ

「安倍政権下の問題は三点ある。少子高齢化債務過多インフレだ。(中略)インフレはこれから起こるだろう。」

長期的に見て、自国の通貨価値を下げて経済がうまくいった国はない。加えて、日本の少子高齢化の状況がひどすぎる。それを見越して、私は23%上がった5月初旬に、日本株を売ったのだ。

それにしても安倍首相はなぜ、少子化対策を早急にやらないのか。私が今度訪日したら、安倍首相に赤ちゃん作りの方法を教えてあげたいくらいだ(笑)」

  

  

■株・為替について

・ジム・フォーマン

「日本の株式市場に流入してきている資金の大部分は海外からの資金で、

しかも投機目的であることを知るべきだ。

今後の東京の株式市場は、相当乱高下を繰り返すだろう。」

 

 

《コメント》

参院選では自公が過半数を取るだろうと言われていますが、

その自公政権、アベノミクスで、根本的な問題が解決できるのでしょうか。

 

ジム・ロジャーズは、根本的な3つの問題は結局解決できないだろう、ゆえに売りだ、

と言います。

  

残念ながら、私もそう思います。

少子高齢化:これから本格的・劇的に進行。毎年数十万人ずつ、人口が減少していく。2030年以降は、毎年100万人ずつ減少。

債務過多:どう考えても1000兆円の政府債務をまともな方法で返済できるとは思えません。官僚のみなさんも、権益を手放す気はゼロ。少子高齢化との相乗効果で、ますます雪だるま式に政府債務が膨張していくのは間違いないと思われます。

インフレ:参院選後、政権基盤を盤石にした安倍政権&黒田日銀が全力でインフレに向けて驀進するでしょう。実際に、すでに日用品の値上げが相次いでいます。原油価格も1バレル100ドルを突破して爆上げ中。インフレは不可避の流れです。

  

インフレだけが進み、内需はシュリンク。

経済学者たちが一番恐れている状況になる可能性が少なくないと私も考えます。

ゆえに、円安は超長期的に見て、

これから数十年続くトレンドになる可能性があると考えております。