日本時間  2017年1月19日(木)21:45発表

ECB政策金利 21:45
結果 0.00% 予想どおりのゼロ金利維持
予想 0.00%
現行 0.00%

   

資産購入枠

前回 月額800億→600億ユーロに減額

今回 資産購入額は3月末まで月額800億ユーロを維持し、4月から12月まで月額600億ユーロ

(ユーロのジャブジャブ供給を増額→ユーロ安材料

   

    

22:30ごろから ECB総裁ドラギ会見

ドラギ.jpg

景気見通しのリスクは依然下向き
「基調インフレには確たる上昇トレンドみられない
「大規模な刺激策は依然として必要」
「ECBは刺激策の縮小について議論しなかった
「今回の決定は全会一致、前回12月の決定を反映」

      

     

ECB政策金利は、市場予想どおりのゼロ金利据え置きでした。

量的緩和は、前回は規模縮小を発表しましたが、今回は3月末まで規模再拡大することを発表しました。

ユーロをジャブジャブ供給するのを拡大するわけですから、ユーロ希薄化→ユーロ安材料です。

  

その後のドラギ会見も、基本的に暗く悲観的な内容でした。

   

今回のECB金利発表は、良いところが無く、総悲観の内容でした。

EUは、まだ底は脱していない印象です。

というか、出口の無いトンネルをさまよっているようです。

   

グローバル的な視点で見ると、

米国は経済環境順調でQE終了、利上げサイクルに乗りましたが、

その一方で、欧州、英国は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けています(金融緩和、通貨の希薄化)。

     

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると

ECB金利発表で、こりゃダメだとなりユーロ安

・ドラギ会見で、やっぱダメだとなりさらにユーロ安

となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。

                

では、この材料を受けて、

机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください

・ユーロドル の値動き

・ユーロ円 の値動き

・ポンドドル の値動き

・ポンド円 の値動き

・ドル円 の値動き

・原油 の値動き

・金 の値動き

・NYダウ の値動き


     

5分足 下記のチャートでは7:45が日本時間21:45 ECB金利

FXa000900

  

ユーロドル5分足

FXa000901

※このチャートを見る方法