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FX・株のテクニカル分析入門 第530号

エリオット波動論再入門 142 フィボナッチ級数 1

を発行致しました。

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以下は前号のバックナンバーです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

FX・株のテクニカル分析入門 第529号
エリオット波動論再入門 141 波の個性 Wave Personality 15 まとめ

 

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こんばんは。

FXTECです。

いつもご愛読ありがとうございます。

感謝します。

 

 

さて、本日は、

エリオット波動論再入門 141 波の個性 Wave Personality 15 まとめ

をご紹介いたします。

 


http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2017/risoueliot.png

risoueliot

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2017/risousyusei.png

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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?


エリオットとは、

米国の伝説のテクニカルアナリスト

Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif

Elliot

のことです。

一見して真面目そうな方です。

 

エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、

メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、

重病に罹り、58歳で退職。


その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、

その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。

その後1938年(第二次世界大戦直前)、

エリオットが書いた論文をまとめた

「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)

が出版されました。

 

現在広く知られているエリオット波動理論は、

この「The Wave Principle」に基づいています。

 

 


■はいはい、で、波の個性 Wave Personality って何やねん?またオカルトか?


「連続するエリオット波におけるそれぞれの波の個性は、

それが具体的に表現する群集心理の不可分の一部を反映している。

悲観から楽観へ、

そして楽観から悲観へと移っていく群衆の心理は、

波の構造の関係する時点で似たような環境を作り出しながら、

その都度同じような道をたどっていく。」


以上、『エリオット波動入門』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?elliot2014

 

 

《コメント》

要は、

・第1波動

・第2波動

・第3波動

・第4波動

・第5波動

・A波動

・B波動

・C波動

・D波動

・E波動

それぞれの波には「個性」があり、

波動の形成過程にそれぞれ特徴がある、という話です。

 

 

■波の個性 Wave Personalityってまとめるとどういうことやねん?


今までご紹介してきた 波の個性 Wave Personality をまとめてみます。

 

 


http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2017/risoueliot.png

risoueliot

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2017/risousyusei.png

risousyusei

 

■第1波動

・テクニカル的に見てもかなり建設的(意味不明)

・出来高や上昇する銘柄数も次第に増加(基準が曖昧)

・多くの戻り売りに叩かれる(基準が曖昧だし、ただの戻りの場合も戻り売りに叩かれるでしょっていう)

・大幅な下落の後に来る(基準が曖昧)

 

■第2波動

・出来高がかなり少ない

・ボラティリティも小さい

 

■第3波動

・ファンダメンタルズの好材料が次第に増えてくる

・値動きと出来高は(上昇5波の中で)最も大きい

・連続する波のなかで第3波は最も多く延長(エクステンション)する

・第3波のエクステンション中の第3波は、あらゆる連続波のなかで最も力強く変動する波となる

・「コンティニュエーションギャップ」(窓をあけて上昇)が示現する場合がある

・大商い(大量の出来高)

・上昇する銘柄の急増

・主なダウ理論に基づくトレンドの確認
(ダウ理論入門 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat97/)

・株価の急上昇

・時間足、日足、週足、月足や年足などのチャートで大陽線が示現

 

■第4波動

・オルターネーション(交互)の法則により、第2波とは異なる波形になる可能性が高い

※オルターネーションの法則:
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/02/_67_1_fx_455.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/02/_68_2_fx_456.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/02/_69_3_24fx_457.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/03/_70_4_24fx_458.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/03/_71_5_fx_459.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/03/_72_6_fx_460.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/03/_73_7_fx_461.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/04/_74_8_fx_462.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/04/_75_9_fx_463.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/04/_76_10_fx_464.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/04/_77_11a_fx_465.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/05/_78_12_a_fx_466.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/05/_79_13_afx_467.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2016/05/_80_14a_fx_468.html

・横ばいの動きになることが多い

・第4波の進行中に、遅行株が推進力を喪失して下落トレンドに転換する

※遅行株(遅行銘柄)とは、株価指数が上昇トレンドに転じてしばらくしてから、
ようやく上昇トレンド入りする銘柄のこと。
不況産業に属する銘柄、あるいは企業規模が大きくない「東証2部銘柄」など。

 

■第5波動

・第5波では、上昇する銘柄数は第3波よりも少ない

・第5波では、出来高は第3波よりも少ない

・上昇する銘柄数が次第に減少するにもかかわらず、楽観的な見方がピークに達する

 

■A波動

・A波が5つの副次波で構成 → B波はジグザグ、

・A波が3つの波で構成 → B波はフラットやトライアングル

※実際のチャートで検証したところ、このような法則性は特に見られない

 

■B波動

・インターミーディエット(約30週~50週周期)以下の段階のB波
→出来高は減少

※エリオット波動論再入門 16 Intermediate
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2015/02/_16_intermediate_10btmcfx.html


・プライマリー(約3~5年周期)以上の段階のB波
→出来高は増加

※エリオット波動論再入門 15 Primaryとキチン循環
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2015/02/_15_primary_fx_403.html

 

■C波動

・C波は持続性があり、その規模も大きい。

 

■D波動

・収束型トライアングルのD波は、出来高が増加する場合が多い。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/eri-triangle.png

※エリオット波動論再入門 47 修正波15 水平トライアングル
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2015/09/_47_15_fx_435.html

 

■E波動

・トライアングルのE波は、ダマシのブレイクアウトなど、
心理的に揺さぶりをかけるような値動きが多い
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/eri-triangle.png

 

とのことです。


以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

 

 

 

なお、チャートにつきまして、

エリオット波動理論では終値を重視します。

この点、為替の日足分析で注意すべき点として、

為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、

本質的に日足の始値、終値という概念がありません。


そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を

日足の終値にするのが良いとされています。


この点、

FXプライム byGMO
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime

DMM.com証券
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?dmmfx

みんなのFX
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan

マネーパートナーズ
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
(以上、すべて無料で使えます)

などは、日足の終値がニューヨーク終値なので

ローソク足確認用におすすめです。

 

 

以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

 

 

■テクニカル分析ツール

テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。

それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。

いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。

※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_13/

 


【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime 【無料】

フォーメーション分析入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat128/

 

【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。

みんなのFX 【無料】
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外為ジャパン(旧MJ) 【無料】
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?1192

 

【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4 【無料】

 

【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
正確な一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/

 


その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/

 


■ 次回予告


次回は、

エリオット波動論再入門 142 フィボナッチ級数

をご紹介いたします。

 


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